クロマチックハーモニカ 徳永延生

徳永延生  ポピュラークロマチックハーモニカ講座

for beginnersvol.5

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〜 Vol.5 〜

《 ビブラート 》

  ←このマークのある 《E−・・》 をクリックすると
模範演奏と練習用のカラオケの音を
聴くことができます。

今回は、ビブラートの練習です。
ビブラートは、音に表情をつけるのに非常に重要な
役割を持っています。
ビブラートをつける方法は、いろいろあって
それが、それぞれのアーティストの個性になって
いるのでしょう。各自、自分のビブラートを見つけて
欲しいと思いますが、そのための参考となるよう
私のビブラートを紹介します。

基本的には、2つのビブラートをマスターし
それを同時にかけます。

★ 1つめは、腹式ビブラート。
   腹式と言っても、特にお腹を意識する必要は
   ありません。ハーモニカへ送る(または吸う)
   空気の量を変化させれば良いのです。
   30%程度の小さなボリュームで音を鳴らし
   それを、70%程度まで大きくします。
   そしてまた、30%に戻します。
   この繰り返しを、1秒間に4〜5回のサイクルで
   できるようになれば完成です。
   そして、そのボリュームの変化は出来るだけ
   美しいサインカーブをイメージして
   コントロールしてください。

   その変化を図で記します。実際の音を聴いて下さい。

 

 

ゆっくりからだんだん速く変化させてゆきます。

サインカーブが、のこぎり波やパルス波にならないように
また、30%の部分が0%にならないように
また逆に、30%が上ずって60%にならないように
気を付けて下さい。
(きっちりと倍程度のボリュームの差を付けて下さい。)

 E−1  D の D をゆっくりからだんだん速く
          ビブラートをつけ、
          また、ゆっくりに戻します。
 E−2  5 の C で同じ事を行います。
 E−3  H の D音で同じ事を行います。
           高音域は、音が途切れやすいので
           気を付けて下さい。
 E−4  9 のC音で同じ事を行います
 E−5  A の F音で同じ事を行います。
          低音域は、鼻から同時に息を
          吸い込まないよう気を付けて下さい。
 E−6  2 の E音で同じ事を行います。
          鼻から同時に息が漏れないように
          気を付けて下さい。
★ 次に、ベンドビブラートについて説明しましょう。
   Vol・4で練習したベンドというテクニックを
   使ってビブラートをかけます。
   舌を小刻みに ヨシヨシヨシヨシ〜と、動かします。
   ヨ の部分が正しいピッチ
   シ の部分が 3〜4Hz ベンドで音程を
   下げた部分です。

   腹式と同じように、1秒間に4〜5回の波を
   美しいサインカーブで作ってください。

   その図を下に記します。

 E−7  D のD音をゆっくりからだんだん速く
           ビブラートをつけて、
           またゆっくりに戻します。
 E−8  5 のC音
 E−9  H のD音
           高音域は、ベンドの量を少なめに
           かけて下さい。

 E−10 
   9 のC音

 E−1 
    A のF音

 E−12  
  2 のE音

 

★ 複合ビブラート
   腹式ビブラートとベンドビブラートを同時にかけます。
   図を見てください。
ボリュームが大きいときは、正しいピッチ(443Hz)。
ボリュームが小さくなったときに、隠し味として
ベンドを少しかける。

この2つのビブラートを同期させ、1秒間に4〜5回の
サイクルで変化させます。

E−13  D のD音

E−14  5 のC音

E−15               E−15 カラオケ

高音域のビブラートは、途切れないように気を付けて
ください。



E−16          E−16 カラオケ

★ 3度奏法のビブラートです。
   D を穴2ヶ分に開いて、バランスよく2つの音を
   鳴らしてください。



E−17           E−17 カラオケ

※ @ A の低音域では、そのほとんどが
   腹式ビブラートがメインになります。

※ ビブラートのサイクルと曲のビートやテンポは、
   無関係です。
   1拍の中に、何回ビブラートをかけるとかいう
   やり方はよくありません。

※ 1・3・11・13小節目は、リップグリッサンドといって
   ハーモニカをすべらせて
   A 〜 E までの間の音を
   わざと、すべて鳴らすテクニックです。